井上フヂヲ(サウンドトレジャー・イノウエ)

広島県尾道市を中心に
サックス奏者として活動している井上フヂヲです
ライブのことや、経営している音楽教室の
サウンドトレジャーに関する記事など

教えるのが下手だったりもした

音楽教室を始めてから12年。
今になって振り返ると結構ヤバいレッスンだったなぁと思います。
教室を始めて1~2年ぐらいまでの間に来てくださった生徒さんには本当に感謝しています。

僕に限らず、レッスンをする時に教え方の基準になるのは
「自分が受けたレッスン」
「自分がやってきた練習」
だと思います。

レッスンは殆ど受けていない代わりに毎日3~8時間の練習をしてきた僕にとっては「音楽をやるなら練習を毎日やるのが当然」という考えでした。
そもそもこれが誤解でした。


趣味で楽器をやってる人でストイックに練習をするなんて少数派です。
15分でも毎日練習をしているとしたらそれは模範的な生徒さんです。

当時はそんなこと知りませんでしたから、なかなかシビアな講師だったこと間違いなしです。


「大切なこととしてやってきた音楽をいい加減な姿勢で捉えて欲しくない」
などと辛い気持ちになって教室を閉めようかと悩んでいた時期もありました。
でも考えてみたら「楽しみ方は人それぞれ」なんですよね。

その「それぞれ」の中でサウンドトレジャーイノウエ音楽教室を選んでくれて、そこでレッスンを受けてくださっている。そのことに気付いたときには「始めの2年くらいまでの生徒さん、ほんまゴメン」って思いました。


音楽教室を始めてからずっと「個々の生徒さんの演奏したい曲をやる」というスタンスでずっとやってきました。
「もっと楽しめるように楽譜を自分で作成しよう」とか
「理解しやすい伴奏音源がないからCubaseで作ろう」とか

生徒さんがレッスンを楽しめるように工夫すればするほど手間が増えてしまってレッスン以外の作業時間のほうが長い日なんかもちょいちょいありますが、やりたい曲が上手く演奏できるようになったときの生徒さんの様子とか見ていると「やっぱり手間が増えてもそのやり方がいいな」と感じます。


新規で入会されてレッスンで初めてサックスやギターを手にされる生徒さんも多いですが、僕も教室を始めたときは講師の初心者だったということですね。
12年というと小学校に入って高校を卒業したのと同じ年数です。まだまだ講師として勉強をしていく必要があります。

生徒さんと一緒に成長していける自分でありたいと思っています。



【サックスとfujiborn】
スケール練習は速さではなく正確さを重視

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◆宇宙なブログ
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サックスを始めたこと(自分の話5)

サックスを始めたのは中学1年生の夏。
その前に、親に買ってもらうまでに1年かかりました。

当時買ってもらったのはヤマハのYAS-32というアルトサックス。
カレッジモデルというランクで17万円だったと思います。

両親とも音楽は好きでしたがサックスとは無縁。
中学1年生に17万円のオモチャを買い与えるようなものですからそうすぐに買ってもらえる訳もありません。

サックスが欲しくなったのは小学校6年生の夏頃だったと思います。
それから買ってもらうまで毎日欠かさず「僕はサックスを吹くべきだ」とお願いし続けました。


サックスを親が楽器店から持ち帰って初めてケースを開けたときの感動は今でもよく覚えています。
僕はバレー部に入っていてその時は夏休みで、午後から部活へ行かないといけなかったのですがサックスを見たら行きたくなくなり「今日は部活を休む」と言ったら母親に却下されました。
その後間もなく部活をやめて朝から晩までサックスを吹いていました。
きっととんでもなくうるさかったと思います。


インターネットが普及してなかった時代ですから両親からレッスンを受けるように薦められました。
そして僕のサックス歴の中で唯一レッスンを受けた先生がジャズの人でした。

「サックスやるならチャーリーパーカーを聴け」
と言われました。

尾道の田舎のほうでしたからレンタルするにもCDがなかなか見つからず、ようやくアルバムを見つけてレンタルしました。
懐かしい機材「コンポ」でカセットテープにダビング(これも懐かしい単語)しました。

なんだかよくわかりませんでしたが凄い演奏なのはわかりました。
そしてジャズといえばビッグバンドしか聴いたことがなかったのでアドリブソロメインの演奏スタイルにも魅力を感じました。


1年と少しレッスンに通っていたある日、レッスンは突然終わります。
当時はそのやりとりをしらなかったので何年か後に聞いたのですが、「今日はお月謝の日」と母親に言われた父親が「またお月謝?もうやめさせろ」と言ったようで、そのまま教室に電話して退会。
僕が毎回のレッスンを楽しみにしていたので母親は辛かったと思いますが電話の後に「もうレッスンには行けないのよ」と言っていました。

ここでムカついてサックスを吹くことをやめるのも一つのパターンかもしれません。
ですが「そうなのかぁ」みたいな感覚だったと思います。

テキストは手元にありましたので相変わらず練習は毎日のようにやっていました。


ずっとレッスンを受けていたらまた違う形でサックスが上達していたのかもしれません。
結局ジャズのこともアドリブのことも習う段階までいきませんでしたが、レッスンをやめてからも「ジャズもアドリブもかっこいい!」と思っていたので自分なりに研究するようになりました。

毎週土曜日にNHK-FMで「ラジオジャズクラブ」というのが放送されていたのでそれを欠かさず録音して繰り返し聴いていました。
高校生になってからは楽器店で楽譜を立ち読みしたりたまには購入したりして知識を増やしました。


この頃の経験が音楽教室やライブのサポートなどで今でも役立っています。
「探すだけ探す、なかったら自分の耳を使って楽譜なり資料なり作る」というのが僕としては普通のことなのです。


以上、今回はサックスを始めた頃のお話でした。



【サックスとfujiborn】
割れたり欠けたりしたリードは捨てましょう

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音楽教室の役割

今回は僕が考える音楽教室の役割について。

僕は音楽の専門教育を受けていません。
楽器を習ったのはサックスを始めた中学1年の夏から2年の冬頃までなので1年と4ヶ月くらいだったと思います。

レッスンを辞めた理由は料金を払うのが面倒になった父親が
「もう行かなくていい」
と言って勝手に退会させられてしまったこと。

それでもサックスをはじめ音楽は大好きなので続けていて現在に至る。


正直なところ楽器は独学でも上達します。
練習をすればアマチュアとして活動する程度の演奏技術は習得できるし、今だとインターネットで基本的なことはほぼ全て調べることができるので。

では音楽教室の役割は一体なんなのか。
お月謝を支払ってレッスンを受けることでどんな利点があるのか。
以下に書いていきたいと思います。


【情報量が圧倒的に違う】
独学での楽器練習は「好きなこと」「簡単なこと」に偏る傾向があります。
余程ストイックな人でない限り、自分のできる曲や好きな曲の好きな箇所ばかりを練習してしまいがちです。

音楽教室では様々な曲を演奏しますのでジャンルも様々。
様々な曲を演奏すればリズムやキーも幅広く習得できます。

また、理論的なこと。理論までいかないにしても多くのヒントをレッスンで教えてもらうことができます。

例えば僕のジャズのレッスンで行う内容については、独学でやったのが原因で僕自身が理解するのに何年もよくわからなかったことが1ヶ月で理解&実技として習得できてしまうようなこともあります。
わからない人がわからないことを探すのと、わかっている人がわからない人に教えるのとでは圧倒的にスピードが違います。


【プロと一緒に演奏できる】
これは教室によりますが、僕の場合はプロサックス奏者としての活動とシンガーソングライターとしての活動をしていますので、レッスンではそういった現場で実際にやっているのと同じような演奏を生徒さんと一緒にやります。
生徒さんのレベルに関係なく、きちんとした演奏を聴いて頂くというのはとても良いことだと思っていますから、一緒に演奏しながら僕も楽しんでいます。

教室以外でプロミュージシャンと共演するのって結構大変じゃないですか?


【楽器の楽しさを実感できる】
これに関しては「レッスンを受け、且つ練習もきちんとできている」ことが前提となります。
楽器や歌の上達方法を習い、それを少しずつでも習得すれば今までにできなかったことができるようになります。
出なかった音が出るようになったとか、憧れていた曲が自分で演奏できるようになるのって本当に嬉しいです。僕自身ずっと体験してきたことで、これがなければ面白くないと思っています。


メインの部分はやはり「音楽の楽しさ」だと思います。
ソロ演奏やカラオケに合わせて一人で演奏したり歌ったりするのも良いですしバンドで演奏するのも良いんです。
楽しみ方は人それぞれ。

でもやっぱり歌が好きなら「上手く歌いたい」と感じることがあるでしょうし、楽器をやるなら「格好よく演奏したい」と思うことがあるでしょう。

音楽教室はそういった「音楽を楽しみたい」という気持ちを実現するお手伝いをする場だと僕は考えています。


稀にではありますがレッスンのお申し込みに来られたお客様の中に「え、練習しないといけないんですか?」と驚かれる方がいらっしゃいますので言っておきたいです。
練習しないと楽器も歌も上手くはなりません。



【サックスとfujiborn】
クリーニングスワブは時々洗いましょう

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