今夜のライブです。
SEKISHOW723


今日は楽器の練習方法について書いてみようと思います。
小生がレッスンをしている中で気付いたことなので、必ずしもこの方法が良いという訳ではございませんから方法論の一つとして捉えて頂けたらと思います。

◆一気に最後まで演奏しない
好きな曲の場合は特に、なのですが、まず楽譜の最初から最後まで演奏しようと思いがちです。この方法は曲の流れを掴む上では必要ですが、なかなか仕上げることができず挫折してしまう可能性も大きいです。

そこで小生がレッスンで実践しているのが次の方法

◆曲を分割していく
8小節、4小節、2小節と、音符の流れを把握できる範囲まで分割して練習をします。
例えばジャズスタンダードの「BLUE MOON」は、最初の8小節と同じ箇所が幾つかありますので、そこが演奏できれば曲の75パーセントが完成したことになります。しっかりと余裕を持って演奏できるまで練習をしておけば、あとはBメロ部分を練習するだけで良いのです。

料理に例えるならば、上手な人は、材料を切ったり皮むきしながら鍋で他の食材を加熱し、更には隙を見て洗いものをどんどん片付けたりします。同じことを料理初心者の人がやるとどうなるでしょう?

細かい単位で曲の部品を完成させていきながら、徐々にその部品を組み立てていく。レッスンをしていて、この方法で曲を進めていくほうが、完成度が高く美しい演奏ができるという結果が出ております。

◆曲を覚える・イメージを掴む
初心者だけでなく中級者の方も陥り易いこととして、楽譜にとらわれ過ぎるということがあります。
知っている曲のメロディーにも関わらず、楽譜に表示されている音符の長さや音程の変化を視覚的に捉え過ぎることにより、進歩が遅くなる、といったことが起こります。
レッスンに於いても、楽譜ではとても難しく感じてしまう箇所を、小生が何度か演奏して聴いてもらうことで簡単に掴めてしまった、といったケースが少なくありません。

音源のある曲ならばそれをすっかり覚えてしまうくらいに繰り返し聴くというのもとても大切です。
曲のイメージ、音の流れを掴んで練習することでスムーズに演奏できるようになります。


練習は焦らず急がず。自分のペースを乱すことなく地道に練習した曲は、仕上がりも美しく、とても良い演奏になりますよ。


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