音楽教室をやっていますと「家ではできたのですが・・・」という言葉を聞くことがよくあります。
疑うことはないですが、一緒に演奏をしても何度も間違えてしまう生徒さんがいます。

レッスン時に緊張される生徒さんもいらっしゃいますが原因はだいたい同じで、練習の仕方に問題があります。
大まかには2つ。

◆最初から最後までを演奏することだけに気が行っている
曲の練習となるとどうしても最後まで演奏したいものです。しかし楽譜のある曲は楽譜の通りに演奏することが大切です。レッスンではそこに重点を置きますが、最後まで演奏することだけに集中すると、間違えてもそのまま最後まで演奏することを繰り返してしまって結局それで練習が完了したように錯覚してしまいます。
このような状態のままレッスンをした場合は当然、間違える箇所が多発してしまうのです。

◆苦手な箇所を練習していない
上手く演奏できる部分は演奏していて楽しいので何度も演奏するものです。反対に上手く演奏できない部分は演奏することが辛いので避けてしまいがちです。(上手な人の練習はその逆ですが・・・)
割合で言うと、得意な部分8割、苦手な部分2割くらいで練習しています。苦手な部分の練習というのは時間を長く感じますから本人としては同じだけ練習した気分になります。
この場合もやはり、レッスン時に上手く演奏することが困難となります。

これを避けるために僕が中学生のときにやっていた練習方法は「間違えたら最初から」です。間違えたらとにかく最初から演奏し直します。こうすれば間違える箇所を無くしていけますし得意な部分も苦手な部分も同じだけ練習できます。

レッスンの時間でできることは「確認」と「アドバイス」程度です。ですから練習の仕方を工夫することは上達を早めることに繋がります。





【サックスとfujiborn】
音符の長さを正確に演奏するように心がけましょう

◆井上フヂヲ・ライブスケジュール
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