ギターを始めてから最初の挫折ポイントであるFのコード。

教則本などで「人差し指で6本の弦を全て押さえる」という説明を読んだだけで「無理!!」と思って止めてしまった方が沢山いるのではないでしょうか。

ローコードのB7やm7(-5)なども押さえ方は難しいものの、それぞれの弦を指1本ずつで押さえるのでFほど困難ではありませんね。


ギターレッスンをしている中で、初級クラスで生徒さんが苦労するのもやはりFのコードです。


そこで、Fのコードの押さえ方のコツをいくつか書いてみます。

◆中指から押さえる
「独学でやってみたけど音が殆ど出ない」という方に共通しているのが、人差し指から押さえてしまって他の指を上手く動かすことができず、結果として全体の指に力が入らなくなってしまって音が出ないというパターン。
まず中指を押さえることで人差し指と薬指・小指のポジションを安定させることができます。

◆手首をしっかり曲げる
手が大きい方なら問題ないかもしれませんが、指の短い方や手の小さい女性の場合、手首を曲げずに押さえようとすると指の長さが足らず、上手く押さえることができていないことがよくあります。

◆肘をギターに近付ける
「肘をギターに近付ける」という表現は分かりにくいかもしれません。脇をしめて肘を前に出す感じです。これをすると人差し指に力が入り易くなります。

◆人差し指の前面ではなく側面と前面の間くらいで押さえる
押さえ方が整ってくると自然にそうなるのですが、人差し指の前面で押さえようとすると指がどうしても曲がるので弦をミュートしてしまいます。
一方、指の側面は関節が曲がらない方向なのでフレットに対して真っ直ぐに押さえることができます。
これはコツというよりは「そうなってきたら音が綺麗に出てきているサイン」です。


Fに慣れればFmもBmも、最近の曲にはG#mとかC#mとかも良く使われますが、そのあたりのコードもスムーズに押さえることができるようになります。
なので、Fのコードが上手く押さえられるようになればそれだけで、演奏できる曲の範囲がグンと広がります。





【サックスとfujiborn】
肺ではなくお腹から空気を押し出すイメージで吹きます

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