今回はリードの選び方について書きます。


サックスの音はリードがないと出ません。
そしてリードの種類やマウスピースとの組み合わせ、取り付け位置の調整などによって音色が変わりますので、リード選びはとても大切です。

硬さや種類が同じでもマウスピースとの組み合わせによっても吹奏感や音色が異なりますので「このリードはこんな感じ」というのはまた別の機会に書こうと思います。


◆少し抵抗のあるものを
新品のリードは乾燥しているのとコシがしっかりしているのが相まって本来のコンディションよりも硬く感じる傾向にあります。
新品のリードを使う際にほんの少しだけ吹奏感がキツい程度のものを選ぶのが良いと思います。
最初から抵抗なく演奏できるリードは5回くらい使うとペラペラな感じになったりフォルテッシモで息を入れようとした時に詰まってしまうことがあります。


◆定番ではなく吹奏感で
吹奏楽部をやっていた方の殆どがバンドレンの青箱を使っています。
で、聞いてみると結構しんどかったり他のリードを使ったことがない、という声を聞きます。
なぜ青箱を使っているのか聞いてみると「これが良いと吹奏楽部の顧問が言っていたから」という返答。
確かに、初心者の方ばかりで部活内だけで演奏するとなると個性が出にくく音色が安定しているリードという面で青箱は良いです。
なのですが趣味でポップスやジャズを演奏するのであれば様々なリードを試してみることが必要です。

◆マウスピースを変えたらリード変更も意識する
マウスピースを変えると同じリードでも吹奏感と音色が変わります。
音色について拘りがないとしても、もし吹奏感が心地よくない場合はリードを変えてみましょう。
抵抗が強いなら番数を下げる、ペラペラ感があるなら番数を上げる。そこから、ダークな音色、ブライトな音色、クリアさ、雑味など求める方向性で種類を変えていくと良いです。


演奏するのはあなたです。
あなたの感覚で、気持ち良く演奏できるセッティングをすることが良いサウンド、良いプレイに繋がります。



【サックスとfujiborn】
いつも同じ姿勢で演奏できることも上達です

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