井上フヂヲ(開音ミュージック)

広島県尾道市を中心に
サックス奏者として活動している井上フヂヲです
ライブのことや、経営している音楽教室の
開音に関する記事など

楽器練習

プロから見た楽器の上手い下手

初級の方が1年練習し続ければ中級の曲を演奏することはできます。
中級の方が1年練習し続ければ上級の曲を演奏することはできます。

時間をかければ多少レベルの高い曲もマスターできてしまうのが楽器の面白いところだとは思いますが、実際それをやって得られるのは「その曲なら演奏できる」という程度のこと。

レッスンでは1曲をマスターするのに2~3ヶ月を目安にしています。
生徒さんのやりたい曲をやるようにはしているものの、レベルからかけ離れている曲に関しては「もう少し上達してから」と言うようにしています。


テレビで「芸能人が全くの初心者から楽器を演奏できるようになる」という企画がありますが、あれは「その曲を演奏するためだけの技術」をレクチャーしているので不可能ではありません。
しかし「その曲」だけのためのレッスンですから恐らく全く応用のきかない状態になっていると思います。
企画ですから、その曲だけできれば問題ないですよね。


音楽教室のレッスンでお伝えしたいのは「楽器を演奏することの楽しさ」です。
色んな曲を自由に演奏できるようになることが大切だと思います。
より多くの曲を演奏するには「短期間で曲をマスターできること」だと考えています。

多くの曲を演奏することで「演奏におけるパターン」のようなものがわかってきます。
バラードにはどんな表現が合うか、ハイテンポな曲はどんなタンギングが合うか。
様々な曲で様々なニュアンスを知っていくことはそのまま「音楽のセンス」として体に染み込ませることができます。


難しい曲も時間をかければマスターできますが、それよりも簡単な曲を美しく演奏できることのほうが重要だと思います。
例えばライブで10曲を演奏するのにずーっと難しいフレーズばかりを演奏することはないので。


プロが着目するのは「曲をどれだけ自分のものにしているか」です。
2年間猛練習してマスターした曲ではなく「自分のレベルに見合った曲で自分らしい表現をどれだけできているか」です。

例えば演奏の仕事では当日に、ギリギリな場合では本番開始直前に楽譜を渡されることも珍しくはありません。
1時間程度練習して本番とかMCの間に譜読みをしながらどういった表現をするかイメージ作りをしたりです。更にはメインのミュージシャンやバンドに合った表現で演奏をする必要がありますから、そうなってくると自分の中にある演奏パターンの多さが必要になってきます。


期間を短く、且つただ楽譜通り演奏するだけではなく曲に合わせたニュアンスを自分なりに表現してみることが大切です。

アマチュアの方が「難易度の高いこの曲が演奏できます」というのをプロミュージシャンは「ほー、凄いねぇ」と言いつつも、どのくらいの期間で習得したのか、どんな表現で演奏するのか、そっちに興味があります。


本当の楽器の上手さは
・短期間で演奏できるようになる
・ただ楽譜の通りに演奏するのではなく自分なりの解釈での表現ができる
という部分に重点を置くのが良いです。



【サックスとfujiborn】
スケール練習は速さではなく正確さを重視

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演奏精度を高め、且つ時間短縮できる練習方法

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音楽教室に来られている生徒さん達のレッスン時によく感じるのが「練習のやり方を工夫すればもっと早く上達するのになぁ」ということです。

そこで、生徒さんに練習方法をお伝えする資料を作りましたのでブログでも紹介したいと思います。

これは僕がサックスを始めてからずっと続けている練習のやり方です。
曲の難易度に関わらず、なるべく短時間で、且つ精度が高い仕上がりになると思います。

1、楽譜全体を読む
シャープやフラットがどの音についているのか、キーは何なのか、単調があるかどうか、リピートやコーダなど、楽譜全体の構成を確認します。

2、レベルに合わせて区切りを設定する
簡単な楽譜であれば終わりまで区切る必要はないです。反対に難しそうなら2小節で区切っても良いでしょう。
全てを同じ単位で区切る必要もないです。「簡単な箇所は8小節で区切り、難しい箇所は1小節で区切る」というやり方でも良いです。

3、音符の長さに関係なく音を順番に演奏する
譜読みの苦手な方は特定の音程で詰まってしまったり、上手く音が出ないことがあったりしますので、先ずは音を順番に出すということに絞って練習をします

4、メトロノームを使用してゆっくり目のテンポで楽譜の通りに演奏する
区切った箇所をメトロノームに合わせて練習します。
その箇所がスムーズに演奏できるよう繰り返し練習しましょう。5回程度演奏してみて上手くいかないようであれば区切りの長さがレベルに見合っていないので、区切りを短くしましょう。

5、完成したら次の区切りを決めて同様に練習
ここがポイントです。
「完成」の基準は演奏をマスターするのにとても重要になってきます。
なんとなくそれなりに演奏できるのか、楽譜通りきっちりと正確に演奏できるのか、それによって最終的な仕上がりに影響します。
僕がレッスンでやっているのは「5回チャレンジ」です。
5回連続でミスなく演奏できたら「完成」としています。

6、次の区切りが完成したら1小節目から繋げて演奏
区切りごとの演奏が完成したら楽譜の頭から繋げて演奏しましょう。
この時も単に流れで演奏するのではなく正確に「完成」をさせましょう。

7、このやり方を繰り返して楽譜の終わりまで練習する
区切りごとの練習、繋げての練習を積み重ねていき、楽譜の終わりまで完成させていきましょう。
この時点で楽譜の前半はかなり精度の高い演奏ができるようになっている筈です。

8、楽譜全体をゆっくり目のテンポで演奏できるようになったら徐々にテンポアップ
少しずつテンポを上げていきましょう。

9、楽譜指定のテンポまたは目標のテンポでの演奏を完成させる
繰り返しますが「完成」が重要です。テンポがどのように変わっても正確な演奏ができることはとても大切です。

10、仕上がりの確認
「この楽譜は演奏できる」という基準は「数回に1度は正確に演奏できる」というレベルではなく「数回に1度ミスするかしないか」というレベルです。
仕上がりの確認として3回連続でミスなく演奏できるか確認してみると良いでしょう。


以上が僕のオススメする練習方法です。
一見かなり時間がかかりそうに思えるかもしれませんが、精度が高い演奏を短時間で仕上げていくにはとても効果的です。

〜完成レベルの演奏を繰り返すことで演奏の精度が格段にレベルアップします〜
「演奏できる」ようになったら更に繰り返し練習をしてみましょう。
数十回、数百回と演奏した曲は時として作曲者の意図まで感じ取ることができる場合があります。
また、繰り返すうちに「楽譜を演奏する」という次元から「自分の演奏」という次元へと変化していきます。



【サックスとfujiborn】
クリーニングスワブは時々洗いましょう

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練習のやり方は気を付けましょう



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楽器を始めてすぐの頃というのはよほど雑な性格でない限り練習のやり方は丁寧です。

これが、ある程度慣れてきて色々な曲を演奏できるようになってくると練習のやり方で上達に差が出るようになってきます。


◆3回のうち2回間違えれば間違えたほうが身につく

楽器の操作は脳と指の連携です。
頭ではわかっていても指がそうではない動きをすれば間違った指の動きが優先してインプットされます。そのまま続けた場合、やればやっただけ間違えた演奏をマスターすることになります。


◆練習するターゲットを絞り込む

間違えてしまうのには原因があります。
楽譜の広い範囲で練習すると同じ箇所をミスする確率が高いままです。
間違えずに演奏できる範囲まで練習箇所を絞り込みましょう。


◆テンポを落とす

レッスン中に生徒さんが練習する様子を観察しますが殆どの生徒さんはミスが重なるのと並行してテンポが速くなります。
講師が見ているので緊張するためか、なかなかマスターできず焦るためかテンポがどんどん速くなり益々ミスしやすくなっていきます。

ミスしやすい箇所は「極端にテンポを落として正確に演奏する」ということを繰り返しながら徐々にテンポを上げていきましょう。


例えばレッスンとレッスンの合間1週間の間に全くマスターできなかった部分がレッスン中の30分、早ければ15分程度でマスターできた、ということはよくあります。

ある程度の演奏レベルになると、練習を「曲全体」と捉えてしまい、ミスの訂正や正確さといった部分に意識が向きにくくなってきます。

その自覚があればまだ良いのですが多くの場合、ミスが直っていないにも関わらず曲をひと通り演奏することで完成したように錯覚してしまいがちです。


ミスする箇所を早い段階で直す、演奏を録音する、などして自分の演奏を客観的に聴く癖をつけておくことも効果的な練習には不可欠です。


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アドリブがどうしてもできない人の為の練習メニューその3

「アドリブ恐怖症を15日間で克服!」

3回目になりました。
今回は1.3.5度を使ってアドリブをしてみましょう。


アドリブのレッスンをやっていて始めの段階で多くの生徒さんが陥るのが「音を沢山使おうとする結果、音を出せなくなる」という状態。

初めて行くレストランでメニューが多過ぎるとどれにすれば良いか迷います。
レストランであればじっくり考える時間がありますが、アドリブの場合はテンポが待ってくれませんので考える時間がありません。

そこで「今日のオススメ」的に音を選びやすくすれば迷うことがなくなります。

「今日のオススメ」が、その1ではルート音、その2ではルート音と3度、そして今回は1(ルート音).3.5度です。


四分音符で1度、3度、5度を演奏し1拍休み。これで1小節です。
慣れてきたら八分音符で1.3度、四分音符で5度というのを2回繰り返して1小節、という演奏にもチャレンジしてみてください。


前回同様、まずはメトロノームに合わせてゆっくりと練習し、ミスがなくなったらテンポを速めるようにしましょう。

伴奏を作ってYouTubeにアップしていますのでご活用ください。
http://fujioinoue.officialblog.jp/archives/54156138.html


次回はスケールを使ってアドリブにチャレンジします!


【サックスとfujiborn】
割れたり欠けたりしたリードは捨てましょう

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間違えるための練習を避ける

レッスンの中でもう少し練習が必要だと感じた場合は5分ほど生徒さんに1人で練習してもらいます。

その中でありがちなのが「間違えやすい箇所を把握していない」ということです。


曲なりスケールトレーニングなりを練習するとき、何度も同じ箇所をミスしているにも関わらずそこが修正されないまま何度か練習をする。

本人としては「間違えたからもう一度やり直し」という感覚ではやっているものの、その箇所をきっちりと把握していないため間違え続けながら練習をします。

不思議なことに、正しいほうはなかなかできませんが間違えているほうは早く習得してしまいます。恐らくその人の慣れている音の動きだったり記憶として固定されてしまうのだと思います。そのまま5回も間違えながら練習すれば間違ったほうをマスターしてしまいますから、僕はこれを「間違えるための練習」と呼んでいます。


音を間違える、ミスするのは把握していないかテンポに追いつけていないのが原因ですから、先ずはテンポを落として練習し、それでも間違えるようであれば1音ずつを順番にゆっくりと演奏していく練習をしましょう。


初心者だけでなく中級者でもテンポを落として練習することを嫌う方がおられますが曲を習得するトータルでの時間で考えると手間がかかりそうな練習のほうが早く習得できます。


雰囲気で何となく演奏をしたい場合には必要のない練習だと思います。
吹奏楽やバンドなどで正確な演奏を必要とされている方には是非やって頂きたい練習方法です。


仕事の現場では本番直前に楽譜が変更されることがよくありますので、短時間で正確に演奏できるために身につけた方法です。






【サックスとfujiborn】
正確さを重視して練習すると音色もきれいになります

◆井上フヂヲの宇宙なブログはこちら
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http://93.xmbs.jp/st0925inoue/(携帯用)
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